無線アクセスポイント選びのハナシ
結論から書きます:
無線アクセスポイントは
最大パフォーマンスの恩恵を受けるためには、端末(PC,スマホなど)も対応する必要あり。
所持している端末(PC,スマホ,IoT機器など)のスペックを考えて選びましょう。
最新=最高ではなく、最適=最高の方程式で考えるとわかりやすいと思います。
おすすめはWi-Fi6が一番コストパフォーマンスが良いと思われます。(2025年4月基準)
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無線アクセスポイント選び、難しいですよね。
社内の情報システム担当者も、自宅でより快適に無線を構築したい方も
悩む問題だと思います。
「早さのアピールにひかれ新しい無線アクセスポイントを購入したけど、
実際導入してみたら以前とさほど変わらないな。。」と思ったことありませんか?
もし自宅や社内に新しく無線APを導入するとき、機器選定の前に一度考えてほしいことを
お書きします。。
無線APがWi-Fi 6E,7など最新規格に対応していたとしても
無線APに繋ぐ端末(クライアント)が対応してなければ規格相応な恩恵は受けられません。
意外とここを見落としていることが多いと感じます。
例えば
現在最新規格のWi-Fi7アクセスポイントを導入した場合を例に例えると
①古い端末の場合:
古めのスマホ、ノートPCなどは各端末が対応している無線規格のまま接続します。
②最新端末の場合:
最新端末であれば、最新の無線規格に対応しているだろうと思うかもしれませんが、
それがまたバラバラで、実際今現状Wi-Fi7に対応しているスマホやノートPCはごくわずかで
それ以外の端末に関しては、各端末が接続可能な無線規格にそって接続されます。
とはいえ2023年以降に販売されている多くの端末は大体Wi-Fi6以上は対応しています。
ゲーミングユーザーから熱く期待されているNintendo Switch2も
今年の6月発売予定ですが、無線規格はWi-Fi6で発売されるようです。(例外あり)
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| 引用: https://www.nintendo.com/us/gaming-systems/switch-2/tech-specs/?srsltid=AfmBOoq9bknAv7OfAEEUKxR6T1NJJYdrATxUdem00vbw_AbwP1GqjSFu |
特にIoT機器等(SwitchBot,Alexaなど)は古い無線規格の上、無線帯域は2.4Ghzしか
つながらない端末が多くある印象です。
すなわち、どちらかが対応していなければ、ボトルネックになり
最新無線アクセスポイントを導入しても、大きく恩恵は受けづらい事態が起こってしまいます。
もちろん無線規格は下位互換性はありますので完全にムダではありませんが、
せっかく高価な最新規格対応の無線アクセスポイントをいれても
最新規格でつなげることが可能な端末がないとなんだか勿体ないですね。
最新規格対応の無線APは価格も高く、懐の負担も軽くないので
無線APを選ぶ際には
①現在使用されている端末(PC,スマホなど)のスペック、もしくは購入時期を確認
②安定性を高めたいのであれば、高価な無線APより、少し手ごろな無線APを
複数台導入して、カバー可能な範囲を広げる。
上記2点を頭に入れて選定することで、満足度が高くなると思います。NWエンジニアの方も、そうじゃない方も無線選びに少しでも悩まないために書いてみました。
これからもNWの検証話や小話を思いたった時に掲載していこうと思います。


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